当時、電子メーカーの某外系資企業に勤めていた私。大阪営業所所長をしながらいくつかのビジネスユニットの営業責任者を兼務し、世界中を飛び回る放浪者生活を送っておりました。幸いストレスを感じるタイプではないのですが、社内外のプレッシャーは当然ながらMAX。食生活は乱れに乱れ、気がつけば相当なお肉を纏っておりました。20代の頃は体重53-55kg。マッチョに憧れ、体重増を頑張ってましたが決して体重が増える事も無く、一生60kgを超える事なんかないだろうなと諦めておりました。
そんな私もこんな生活のおかげで40半ばになり、気が付けば体重は79.8kgに。喜んで良いのか悪いのか。。。。このペースだと0.1tとt(トン)で体重を語れる様になるのも可能だなと思っていると、会社で契約している指導医から「年々色々と健診の数値が悪くなってますね。今後月一で健康アドバイザーと面談する様手配します。」との事。
確かに30代はB判定すら無かったのに、いつのまにかC判定が目立ち始め、D,E判定もちらほらする様に。たまに膝痛も出始め流石にヤバいかなと思っておりました。
ジムにも通い始めたものの、もっと楽しく身体を動かす事ができないかなあと考えているうちに、またサーフィンを始めようとの衝動が。
とにかくあちこち飛び回る事が多かったのですが、それから週末は都内の家に帰る様にして、土日のどちらかは必ず海に行く様にしました。
まずは海の近くのサーフショップでボードをレンタルして入水。こうする事でパーキングの心配も無く(大抵のショップはパーキングスペースを持っているので、あらかじめ連絡しておけば無料で空けておいてくれます)快適に楽しめます。こんな生活を3ヶ月ほど続けたのですが、何せ自然を相手にするスポーツ。出来る事を前提に早朝家を出て海に向かうのですが、2回に1回の確率で波が無い、もしくは海が荒れていて入れないという事態。結局、コーヒーを飲みながら海を見て帰ってくるという虚しさを覚悟せざるを得ませんでした。
そこで、どうせなら週末を過ごす拠点として海の近くにワンルームの部屋でも借りちゃえばいいじゃんと思い立ち、どこにすべきか真剣に検討し始めました。地理的利便性、生活のし易さ等色々考えれば考えるほど湘南エリアに絞られてきました。
問題はカミさんをどう口説くか。。。。。。色々考えましたが、結局正面突破。週末に海を見ながら将来のために色々物件を見に行こうと連れ出すことに成功。この日は午前中江ノ島から茅ヶ崎に掛けて散策し、午後茅ヶ崎の不動産屋を見て回りました。話を聞いているうちに意外とカミさんもノリノリになっているじゃありませんか。ここは一気にということで特に話の上手だった不動産屋にいくつかお勧めの物件の外観を見に連れて行ってもらいました。
その日のうちに気になった物件の内覧手配を次週にお願いして帰ってきました。なんと1日でここまで話が進むとは。。。。。しめしめ。
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