あまりにも当たり前になったせいか(?)、最近レーシックの話を聞く機会が全くなくなってしまったような。。。。でも、話を聞くと目が悪い若者は益々増えている様で。事実、眼科や眼鏡屋さん(今は死語?)に行くと、コンタクトを作りに来ましたという人が大勢見かけたられます。そんな方々の中でレーシックも検討中という方々の参考になればと思い、私の体験談をまとめてみました。
レーシックはオススメ?
レーシックをやるべきかどうか? オススメかどうか? まず、私の実感から結論をお伝えすると、
- 近視・乱視のレーシックは絶対お勧め!
- 老眼のレーシックはお勧めしない。
施術レポートと施術後の経過を交えて、その理由をまとめます。
レーシック決断までの経緯
40も半ばを過ぎた頃、日経新聞(一般紙に比べて未だ文字が小さい)を読むのがだんだん厳しくなってきました。特に暗い所では顕著で、明らかに老眼の影響です。
また、夜の車の運転中に信号機がボヤァ〜ンとぼやけて見え、道路案内標識の文字は滲んで読み難くなってきてました。さらに、会議中暗い部屋の中でプロジェクターで映し出されるスクリーンの文字も解読困難になってきていました。周りの先輩諸氏の話を総合すると、「乱視の進行と老眼の始まりだね」との意見が多数。
そんな折、カミさんが2年ほど前にレーシックをしており、当時0.0Xだった視力が1.0程度に回復してとても快適だったということで強く進められてレーシックの選択を決断しました。
いよいよレーシック施術
カミさんが品川近視クリニックでレーシックを行い、とても良かったとのことで私も品川近視クリニックへ。当時、紹介キャンペーンで数万円の値引きが合ったというのも魅力でしたが(さらに紹介者のカミさんにも数万円のキャンペーンボーナスが)。
簡単に流れを説明すると事前検診で1日、施術で1日、事後検診で半日といった感じ。
まずは事前検診に行くと物凄い混雑ぶりで、待ち時間も多いのですが検索項目がとても多いので実質一日がかりでした。一連の検査終了後、最後に医師から診断結果の面談。この検査でレーシックを受けられないという人も出てくる様ですが、私はレーシックOKとのこと。最後に相談しながら施術コースを決定し施術日の予約をしてこの日は終了です。施術コースがいくつもあり、それによって料金が異なってました。私は近視、乱視、老眼のフルコースを選択。当時は担当医の経験歴によって料金が変わるシステムになっていましたが、慎重派の私としてはやはり一番ベテランのコースを選択。先に施術は1日と記しましたが、医師の説明では老眼レーシックは近視・乱視レーシックの後(1か月以上間を取って)に施術した方が良いとのアドバイス。なんでも老眼レーシックではドライアイの症状が出やすく、同時施術にするとその傾向が強くなるとのこと。しかしながら当時仕事が多忙を極めていたため、1日で全てを行うコースを選択・予約して帰宅しました。
約3週間後、施術の予約をしていた日にクリニックへ。やはりクリニック内は大混雑。受付を済ませると順路が決められており、案内に従って流れ作業的に近視・乱視手術の待合室へ。1時間ほど待っているといよいよ私の順番が回ってきて手術室へ。手術室はとても綺麗でヘアサロンのような椅子だったと記憶していますが、まずは目薬の麻酔(?)を入れられた後椅子はフルリクライニングで横になった状態に。すると4、5人の医師が入ってきて何やら話し始めました。「ん?会話が英語。。。。」。見る限り1人の日本人医師と、3、4人の外人さん。すると看護師さんが「院長、麻酔です。」と注射器を日本人医師に渡しました。日本人医師は「ありがとう。」と言って注射器を受け取ると私の眼球にブスっと。続いて何やら機械を私の頭上というか顔上にセットしながら英語で話始めました。どうやら手術を担当したのが院長で、外国から来た研修医に術式の説明を行ないながら手術を行っていた様です。顔上に来ていた機械はレーシックのレーザー機器だっだようで、カルテを見ながら数値調整を行い私の眼球に施術を行うことまさに一瞬! 「はい、終わりましたよ。完璧です。」と院長。 その後、外人医師達に色々話をしている中私は手術室を出てきました。手術室に入ってから出てくるまでたったの15分。驚いたのは、手術室から出てきた瞬間に周りの見え方がまるで異なっていたことです。乱視は結構進んでいると言われてはいましたが、視力は0.5程度だったのでそれほど悪いとは思っていませんでした。それでもBefore/Afterの違いは歴然としていました。本当に視力の悪い人だったらこの違いに感激するんだろうなどと思いつつ、30分ほど次の待合室で待機していると老眼手術の順番が回ってきました。手術室に入ると事前準備は先ほどと一緒ですが、今度は効き目の角膜内にインレーというリングを挿入するという術式。私の効き目は右目なので右目に挿入。それでも15分かかったかかからないかという短い時間です。完了後、手術室を出てすぐに近くの物を見てみましたがなんら変化無し。事前の説明で、老眼矯正は脳に見え方を理解させる必要があるためレーシック後に1ヶ月間毎日トレーニングが必要との説明を受けてはいたのですが、近視・乱視のレーシック効果とは対照的でちょっとショック。最後に術後のチェック検診を受けてこの日は終了。帰りにゴーグルのようなメガネと大量の目薬をもらって帰路に。目が落ち着くまでの1週間はできるだけこのメガネをかけて、埃や風対策をするようにとのことです。
事後検診
1週間後、事後検診で再びクリニックへ。この日は視力検査や眼球の状態チェック等を行い、最後に状態説明のため医師との面談。結果は手術結果は上々でなんら問題なしとの事。あとは今後1ヶ月間の老眼矯正トレーニングの指導を受け必ず毎日実施してくださいと念押しされ面談終了。
今後はアフターケアで1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後の確認検査あるとの事で、受付にて1ヶ月、3ヶ月検査の予約を取り家路に。
近視・乱視のレーシック
すでに手術レポートでもお伝えした通り、手術が終わった瞬間から近視と乱視は改善されました。術後10年が経過しましたが、今でも夜の運転も暗い部屋でのプロジェクターも全く問題無しです。カミさんは元々コンタクトレンズ愛用者でしたが、レーシック後今でも裸眼で快適に過ごしています。近視・乱視レーシックは目が悪い人にほど絶対お勧めです。理由は
- レーシック手術はわずか15分。終わった瞬間から視界が一新。
- コンタクト愛用者には経済的にもお得(3、4年で元が取れちゃう)。
- 災害時、急な宿泊時の心配が不要に。
等々。
老眼のレーシック
1ヶ月の自主トレーニング後、確かに老眼は改善。暗い所でも裸眼で問題無く日経新聞が読めるようになりました。それでも以下のような理由で個人的には老眼レーシックはお勧めしません。
- ドライアイが強烈(近視・乱視同時施術を選択したせいかもしれませんが)。
- 炎天下でリング(インレー)が視界に入る(サーファーにはちょっと辛い)。
- 老眼は進行する。
元々ドライアイということすら知らなかった私ですが、今では目がつっぱる感じ。ひどい時にはヒリヒリして目を開けているのが辛い時もあるほどです。
また、天気の良い日にサーフィン等マリンスポーツをしていると視界にリングの影が入りとても鬱陶しくなります。普段の生活では問題ないのであまり知られていない症状かと思いますが、事前に説明もなかったのでこれを知っていたらちょっと考えたかも。
決定的なのは、近視・乱視と違って老眼は年々確実に進みます。10年経った今ではすっかり進行し、老眼鏡が手放せません。レーシック効果があったのは術後2年ほどだったかなあ?
結局今では至る所に老眼鏡を配置している始末。10個以上の老眼鏡を所有しております(爆笑)。
とても長くなってしまいましたが、最後までご覧いただき有難うございます。
ご参考になれば幸いです!!
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